検査結果(2020/03)
まだまだ闘病遍歴は終わってませんが…
記録のために、最近のことも書いていきます。
抗がん剤も効かなくなってきたのと時期的にも検査をしましょうということでCT検査と頭痛が頻繁だったのでMRIも併せてしてきました。
今日はその結果と今後の治療について相談してきました。
MRIの結果は…
まずは、頭部MRI。
初めて受けたときは、これが噂のガンガン検査かぁ~と思いましたが今ではただただうるさい検査だと思うほどになれてしまいました(笑)
耳栓をしていても本当にうるさいんですよね~
あの音が磁場を発生させて画像を撮影してるんですよね~
不思議な検査だなぁ~といつも思いますが私の好奇心はそんなことばかりに向いてしまいます。
で、検査結果としては特に異常もなく、脳の萎縮も年相応で問題ないとのことでした。
年相応…危険な響き…(;^_^A
乳がんは脳転移も少なからずあるようなので頭痛持ちの私も定期的に検査を受けています。
しかし、今まで影がみられるとかそういうのはないので安心しました。
CTの検査結果は…
そして、本命の検査は造影剤ありのCT検査の検査結果です。
前回の検査でも悪化してますと言われましたが、今回も悪化してました(T_T)
もともとあった、がん性胸膜炎については変わりなし。
胸水も少しあるけど前回から著しく悪くなったりはしていないみたいです。
懸念されている肝転移については悪化していることが指摘されました。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
肝転移が拡がっていて、前回はポツポツと小さな変異がいくつか見える程度だったのですが…
今回は、大きく広がってぼや~と映っていました。
その影響で、肝臓が腫れているらしく胆のうや胆管を圧迫していて、特に胆管は圧迫されることで細くなり、胆汁が出にくくなっているようです。
胆汁が出にくくなっているので胆のうが膨れた状態でそれに伴い圧迫されていない胆管も押し広げられているようです。
先生の説明がわかりにくく何度も聞き返しちゃいましたけど…(;^_^A
だって胆管が拡がって胆汁が出にくくなってますとか言うんだもん。
管が拡がったら普通余計に流れるとか思うだろうに…全く、素人への説明の仕方本当に下手なんだよね。
私の主治医…東大出てて頭はいいんだろうけど…(-_-;)
胆汁の管理としては、針さして抜くかなぁ~という風に言われたのだけど…
ちょうど「神様のカルテ」を見た後だったのでステントでの方法も聞いてみた。
消化器の専門医と相談してないから何とも言えないけどそういう方法もあるとのことでした。
何がいいのかは専門医と相談して決めますとのことだったけど…
私自身としては、体に必要なものを流れないから抜いてしまおうという安易?な発想はしてほしくないのです。
その結果、去年半月も入院する結果になったので…
腹水もただ抜くだけでは、体に必要な栄養素も一緒に抜くことになり回復にとても時間がかかったり、予後が悪かったりします。
私も予後は悪くて立てない、歩けないほどの体力の減退や脱水がありました。
でも、ちゃんと腹水治療専門の病院で抜くと体に必要な栄養素のみ戻すので回復が早くて2泊3日の入院で社会復帰できるようです。
今後のために腹水に関してはその病院での治療も考えて診察を一度受けました。
腹水も溜まってきているようです。
自分の感覚でも溜まってきているような気はするのですがまだ抜くほどじゃないかな?という感じなので様子見。
一度、腹水治療の病院で診てもらってもいいかもとも思っています。
検査から、結果報告までに先生方で相談できていないことも多い?ようなのでまた改めてお聞きしようと思います。
転移は肝臓だけでなく、腹膜や卵巣にもあると前回言われたのでそれについてもちゃんと聞いておかねば…
なかなかちゃんと網羅して説明してくれないのでこちらから引き出さないといけないのですよね。
ドラマのような先生はそうそういないよね~と改めて思ったのでした。
悪い先生ではないんですけどね…特に私は小賢しい患者なので面倒なのかもしれません。
今後の治療について…
2020年7月から始めた抗がん剤は、アバスチン+パクリタキセルです。
腹水抜いたりで弱った体でがん細胞が大騒ぎしたときに結構効きました。
おかげで今があるのですが…セカンドオピニオンなどを受けて一時アバスチンだけやめてパクリタキセル単剤でやってみたりの去年でしたが年末くらいには効果がなくなってきました。
なので、薬剤変更のためにいろいろ相談したりしていたのですが…そろそろ打つ手がなくなってきていて…
先生から提示されたのは、イリノテカンとゲムシタビン。
2019年の年末にやったTS1とか、2020年1月にやったネベルビンも一応効果があったのでやってみる価値はあるのですが…腹痛がひどく私のQOLが保てないとその時は中断したんです。
腹水が溜まっていない状況ならもしかしたら腹痛も起きないかもしれないな~とは思っています。
まぁ、一度苦手意識が出ると体が反応してしまいそうなのでこの2剤は先延ばしです。
イリノテカンとゲムシタビンをエゴサーチして薬の副反応なども読んでゲムシタビンを選択しました。
奏効率は低くて8%なので効くかどうかは微妙。
イリノテカンを外した原因は、副反応に黄疸の記載があったから。
すでに黄疸が出ている状況で黄疸が出るような薬は使いにくいかなとの素人判断です。
先生にも相談はしましたけど…私の選択を尊重してくれるようです。
投薬しなかったら残された時間は短いってことも言われました。
まぁ、それは以前から言われてましたけど…去年の7月の段階で年を越せないかもと言われたので。
その私がまだ案外元気に過ごしています。
きっとまだまだ、やらなきゃいけないことがあるんでしょうね(;^_^A
がん遺伝子パネル検査
打つ手がなくなってきているので以前から言われているがん遺伝子パネル検査を再び勧められました。
これは、がん細胞の遺伝子パネルを検査して効果的な治療を判定するために用いられている者みたいです。
私のがん細胞は新たに摘出しないとないので気持ち的にハードルが高いんですよね…
それに今だと肝生検なので…ちょっと怖い…痛そう…
遺伝子パネル検査で必ず効果的な治療法が見つかるというものでもないのですよね。
ゲノム治療をやっているサイトを見ると10~20%くらいの割合と書かれていた。
まぁ、やってみる価値はあるのでしょうけどね…悩むなぁ~
とりあえず5年
術後、放射線治療も終わった私の次のステージはホルモン療法です。
私は、術前抗がん剤治療をしていたので術後に抗がん剤療法はありませんでした。
ここら辺は、病状やお医者さんの治療方針で変わるようです。
術後に抗がん剤をする方もいるようなのでどっちがいいかは私にはわかりません。
私としては、取ってしまってから抗がん剤ではその抗がん剤ががん細胞に効いているのかわからないような気がするので術前のほうがいいような気がしますけど…素人判断なのでそこは先生と納得するまで話し合うことが大切だと思います。
ホルモン療法
ホルモン療法として、タモキシフェンを服薬し始めました。
この薬は生理が止まったりして更年期障害のような症状が出るようです。
なぜ、「ようです」なのか…私には自覚症状がなかったから…もちろん生理は止まりましたけど…
生理が止まって楽になった~と喜んだりしてました(;^_^A
そして、夏場だったこともあり、ほてりなどは薬の影響なのか、夏だからなのかわからないくらいだったんですよね~
ということは、副作用が軽かったということですね(笑)
この治療を4年続けました。途中、経過も順調だったので服薬を止めたりしたのですが、3か月程度で生理が再開してそのタイミングで検査結果が悪くなったので服薬を再開しました。
使用する薬は、年齢や閉経の状況、がん細胞の種類などでも違うようなのでやっぱり先生と相談して納得して治療に専念しましょう。
あと少しで5年だったのに…
5年再発がなければ完治と言われてました。
今は、10年かもしれません。一つの目安として5年ということだったのかもしれません。
あの頃はまず5年を目指してたなぁ~
そんな、あと少しで5年の2012年初夏、MRI検査で切除した部位で石灰化がみられ再発疑いで再手術しました。
手術して摘出した病変はがん化していたけど細胞としては死滅していたようです。
この時、再発とは言われなかったけど再発していたようです。
がん細胞が死んでいたから再発とは言わなかったようなんですよね…
ずっと左肩が痛かったんですけど…夏には、胸も痛みだして…ちょうどPET-CTの検査もあったので検査してもらうと胸水が溜まってました。
息苦しさもあったけど運動不足程度にしか思ってなくて…
検査結果は、がん性胸膜炎の疑い。腫瘍マーカーも高い数値を示していたのでほぼ再発確定な感じでした。
あと少しで5年だったのになぁ~残念ですよ。
この時、がん性胸膜炎の予後が悪いって知らなかったんですよね~
再発は残念だけど、薬を変えて治療続ければいいんだよね~って感じでした。
実際、がん性胸膜炎となっても今現在生きています(笑)
がんになっていろいろと悩むことはあるんですよ。
再発が続けば体はしんどいしね…治療もめげちゃいそうになるし…
それは当たり前のことだと思うんです。
そうなっても、いつか前を向ければいいと思って今も治療しています。
がん摘出手術
術前抗がん剤治療が終わった後、PET-CTなどで一通り検査を受けて手術となりました。
生まれて初めての手術。
骨折などもしたことがなく入院なんて縁がなかった私ですが、全身麻酔を使った手術を受けることに…
この時点でなんとなく、ワクワク感があったことは否めません*1ケラケラ
手術だ~
手術当日…一応、立ち合いが必要ということで母親が出てきました。
親戚と一緒に…(;^_^A
親との関係がぎくしゃくしているのでできれば来てほしくない気持ちもありましたが、万が一何かあったときに判断を迫られるのでこういう時は、親族の立ち合いが必要とのことでした。
手術当日までに麻酔科の説明や手術の内容の説明を受けていたので特に心配もなく、頑張るのはお医者さんってくらいでした。
お気楽なものです(;^_^A
手術時間になり看護師さんが迎えに来てくれて「車いす乗りますか?」と言われましたが歩けるのに車いすに乗るのもねぇ~と思って歩いて手術室へ行きました。
そして、自分で手術台に乗り、天井には空の写真が貼られてるなぁ~とか思いながらいろんな器具をつけられて…
麻酔科医に「麻酔入れますね~」と言われて気が付いたら手術が終わってました。
麻酔が効くまでの間、手術室では私の好きな曲を流してもらえました。
好きなCD持ってきてくださいと言われていたのでCDを持って行ったんです。
リラックスさせるためだと思うんですけど、そういう配慮ってうれしいですよね。
麻酔が聞いたら執刀医の好きな曲が流されるらしいけど…*2ケラケラ
すべての病院がそういう対応をしているとは思いませんが、私が通っていた病院ではそういうのをしてました。
局部麻酔の手術でも同じ対応をしてくださったので大好きな人の曲を聴きながら切られた思い出は忘れられません(〃艸〃)ムフッ
手術が終わった
麻酔科医の「麻酔入れますね~」から気が付いたら2時間くらい経過してて、術後すぐに意識が戻りました。
意識が戻ってすぐに看護師さんに「写真撮ってください」と言ってまだ朦朧としていて酸素マスクもつけて手術時につけられたヘアキャップもそのままの状態でピースサインで写真を撮ってもらいました。
看護師さんも唖然としてましたが、初めてのことなので写真撮ってみたのよね~記念写真。
この時は、再発するなんて思ってなかったし、最初で最後のことだと思っていたので…*3ケラケラ
無事、手術が終わり、左の胸には大きなガーゼが貼られてました。
乳輪のところから切開し、患部を摘出しました。
摘出した大きさは4センチ弱。大きくはないけどそんなに小さくはなかったようです。
切除した部分はしばらく、体液(リンパ液)が溜まるようで患部が張ることがあり、リンパ液の抽出を何度かしました。
これは、ふっとい管の注射でチューっと抽出するんです。
針は普通のなので刺すときは痛いけど張り感がなくなるので楽になります。
最初は、切ったところから出たりもしましたが、傷口が閉じると溜まるだけなのでしばらくはしんどかったかな。
そのうち、切除したところも落ち着くのか溜まらなくなりました。
私の場合、1か月くらいで落ち着いたかな…たしか、週1で通って3回くらい抜いたので…
次は放射線治療
手術後、放射線治療です。
私が通う病院には放射線療法ができる施設がなかったので大学病院に治療に行きました。
大学病院に行くのも初めてで…いや、初めてではないのですが…患者としては初めてかな*4ケラケラ
受付を済ませ地下に行き…患部にマジックで落書き…いや、目印を書いて照射していきました。
どのくらい通ったかな…10回も通わなかった気がしますが…覚えていない(;^_^A
目印は消えないようにしてくださいと言わました。
放射線治療自体は痛いとかはなかったですよ。
その後、何か副反応があったかというと私はそれもありませんでした。
抗がん剤の時もそうでしたが、よく言われる副反応はありましたが、そんなにひどいことはありませんでした。
最近は、薬もよくなっているのでしょうね。
昔はきっと副反応も強く出ていたのだと思います。
そのうち、副反応が出にくい薬も出てきたり、副反応が出ないような対処もわかってくるのだと思います。
タキソールなどの意外と副反応が出やすい薬について、投薬中に末端を冷やして血流を少なくすることで脱毛や、手先、足先のしびれを緩和する方法などが対処療法として出ているようです。
そうやって、医療も進んでいるんですね。
抗がん剤治療開始②
手術前に2種類の抗がん剤を投薬しました。
抗がん剤②
抗がん剤①のタキソールが終わった後、FEC(フェック)の投薬をしました。
投薬サイクルは、3週に1回だったかなを4クールしました。
アセロラドリンクのように赤い薬液で投薬前に読んだ経験者のブログにはアセロラドリンクが飲めなくなったと書いてありました。
ほんとに赤くて毒々しく感じられました。
この薬は、一生のうちに投薬できる数に制限があるんです。
たしか、7クール(7回)だったかな…なので、私の場合、あと3回分しかありません。
なぜ回数の制約があるかというと、心臓に負担がかかるからだそうです。
ほかの抗がん剤も多少は負担はあるのでしょうが、FECは回数が制限されるほどに心臓に負担をかけるということだと思います。
投薬前にはその説明も医師からされると思いますので疑問があればちゃんと納得してから投薬しましょう。
抗がん剤はどれも劇薬なので劇薬じゃない薬はないので上手に付き合っていきましょう。
術前抗がん剤が終わったのは初夏だったと思います。
術前抗がん剤後、検査してようやく手術です。ここまで1年以上…長かったなぁ~
ここでも副作用が出た
タキソールでも副作用がありましたが…FECでも副作用がありました。
私の場合、FECで脱毛することはありませんでしたが、吐き気がひどくて減薬してもらうほどでした。
投薬当日の夜中、寝ているときに吐き気が…トイレに駆け込むほど…ここでもドラマの主人公のようだ…
と思う余裕はなかったです。
本当に気持ち悪くて…それでも減薬後は夜中に起きるほどの吐き気はなくなりました。
吐き気に関しては、抗がん剤用の吐き気止めもあります。
それを使って投薬と上手に付き合っていくといいと思います。
抗がん剤用の吐き気止めはちょっと高額なので胃腸薬でいったん様子を見ることもありましたが…
結局、胃腸薬でおさまることはあまりなかったですけど…
それでも、私の場合、副作用は少なかったと思います。
それ以外の副作用
私に実際にあった副作用は、倦怠感。生理が止まる。便秘、口内炎、味覚鈍化、手先、足先のしびれ、
爪がはがれやすくなったりもありました。
倦怠感については、検査結果などと照らし合わせたりすることでなんとなく自分の体の変化がわかるようになりました。
生理については、面倒がなくなったと思ったんですよね…(;^_^A
ちょっと困ったのは、便秘とか口内炎、味覚鈍化です。
味覚鈍化は食べたいものがおいしいと感じなくなったりしました。
それでも、その時食べられるものを食べたりしていて案外ジャンキーだったかも…(;^_^A
食べ物は食べたいものを
抗がん剤は、気持ち悪くなることが多いので体にいいものというよりは食べられるものをまずは食べたほうがいいと思います。
実際、私はそうしてました。
体にいい食べ物をすごく勧められると思います。
でも、おいしく食べられないならおいしいと感じるものを食べられるだけ食べたほうがいいと思ってます。
食べることは生きることにつながるから…無理に食べることは食べることが嫌になったりして悪循環になるのでケーキでもアイスでも果物でも…まずは痩せないようにするといいですよ~
そして、気持ち悪いことがなくなったら体にいいものを食べるでいいと思うんです。
といっても、副作用が胃腸に出ることもあるので消化の悪いものは避けたほうがいいのかもって思います。
抗がん剤治療開始
一通り検査が終わると治療が始まります。
抗がん剤受ける前に準備したこと
抗がん剤治療が始まる前にいくつか準備しました。
それは、髪を短く切ること。そして、ヅラ…ウィッグの準備です。
抗がん剤はドラマで見るようにハゲます。どのくらいハゲるのかは個人差がありますが…
私は、髪を少し長めにしていたので気持ち的なショックを少なくするためとハゲても目立たないように短く切りました。
実際には、美容師さんが遠慮して思ったより短くはできませんでしたが…(;^_^A
ベリーショートにといったのになぜか、肩にかからない程度の長さにしてくれて…あれれ?って感じ
そして、ハゲるということはやっぱり頭が気になるのでウィッグを準備しました。
十数年前は今ほどファッションウィッグもメジャーじゃなくて探せなかったのですが…
医療用は本当に高価です。今も医療用は高めですけど…
病院で紹介されたのは、スベンソンやアデランスなど大手の会社のものでした。
人工毛だけでなく、人毛を使ったものが多かったかな…その中でも比較的廉価なものを作りました。
作ったといったもフルオーダーではなく、長さを私に合わせて切ってもらう程度のセミオーダーのものでしたが…
それでも10万近くしたかなぁ…
そんなカツラもあまり使うことはありませんでしたが…
今は、廉価でいろいろと楽しめるものが本当に増えたと思います。
こんな時は、したことのないヘアスタイルや色を楽しめばいいと思います。
あっ、あと帽子も楽しみましたね~帽子の襟足につけるようなウィッグもあったりして帽子ファッションも楽しみました。
抗がん剤①
初めての抗がん剤は、タキソール。
抗がん剤は、3週連続投与+1週休薬の4週1サイクルを外来で4クールやりました。
確か…10年以上前なので記憶がおぼろ…(;^_^A
タキソールは、乳がんでは一般的なもので副作用は個人差があるけど脱毛。吐き気など消化器系に影響がでます。
私の場合、タキソールでは吐き気はあまりなかったけど気持ち悪くてもやもやした感じはありました。
そして、ドラマのような体験ができます。
ごっそり髪の毛が抜けます。私の場合、ほぼ全部抜けたのであえて整えることはありませんでしたけど…
人によってはまだらに髪の毛が残る人もいるようです。
そういう人は思い切ってボウズにすることをお勧めします。
まだらに残っていると見た目にもショックですから…思い切ってボウズを楽しむほうがいいですよ~
手櫛でごっそり抜けるのはある意味衝撃です。
それをみて気持ちが落ち込むこともありましたけどそこはドラマの主人公になった気持ちになって乗り越えてた気がします*1ケラケラ
投薬前には必ず血液検査をするので毎週採血して…そのうち検査技師さんや看護師さんと仲良くなったりします。
気の合う看護師さんがいるといいですよね。
いろんなお話の中で自分の状態を把握してもらったりできますので…
副作用が出た
副作用は脱毛のほかに気持ち悪いこともありましたが、誰にでも出る骨髄抑制というか免疫抑制ですね。
白血球の減少です。
抗がん剤はご存じの通り健康な細胞にも影響を与える劇薬です。毒といってもいいですね(;^_^A
こんな風に書くと抗がん剤をしたくないと思うかもしれませんが分母の数が違うので耐えられるのだと思っています。
白血球が減少すると免疫力が低下してちょっとしたことで風邪をひいたりします。
私の場合、1クール目の途中で高熱が出ました。
ほとんど熱なんか出たことのない健康体だったのですが高熱がでてやっとの思いで病院に行き点滴をして帰ってきたことを覚えています。
それからは、投薬後に熱が出ることはありませんでしたけど…体が上手に順応してくれたのだと思う。
クールを重ねていくとやっぱりいろんなところにダメージが積もります。
私の場合、肝機能に現れました。
肝機能が異常値になり3週連続投与がむつかしくなり2クール目の途中から1週おきの投薬になったりと体の状態を見ながらの投薬が続き標準的な期間より時間がかかりました。
だいたい4か月くらいで終わるのが半年近くかかったと思います。
投薬による副作用は、個人差があり私と同じように出るとは限らないのです。
高額医療費控除
抗がん剤治療は保険適用とはいえ結構お金がかかります。
この時、医療費の限度額認定証というものを知らなかったのですけど…
役所の保険課とか、社保であれば加入している保険組合に行くと限度額認定をしてくれるので高額医療となることがわかっている人はこれを申請しておくと窓口で支払う金額が限度額までになるので結構助かります。
限度額認定証を持っていなくても後日、限度額を超えた分は返金されますが…
余裕のある人はそれでもいいかもしれませんね。
限度額は所得額によって変わってきますが年収が平均以上の人はだいたい月85000円程度が限度額になります。
詳しくはググってみてください。
月8~9万円はかなりの出費なので確定申告で医療費控除の申告を行ってくださいね。
私の場合、休薬期間があったりで高額医療費控除をぎりぎりで受けられないことが多々ありました。
だからと言って高額医療費控除を受けるために受診することはできませんけど…
定期検査の時期はちょっと調整はしましたけど…(〃艸〃)ムフッ
国の制度や保険の制度を上手に使っていくことは長く治療を続けていくには必要なことなので調べてみるといいかもしれないですね。
*1:´∀`
がん発覚
私の闘病日記でもあるので記録のためにガンカンジャーの歴史をつづります。
アレ、おっぱいにしこり
2007年の春だったかな。
ワイドショーで自己検診のやり方が出てました。
ちょっと気になって自分でもやってみたんです。
そうしたら、何かしこりのようなものがあるじゃないですか!!!
あれれ?と思いましたよ…まさかねって…
がんだったら美人薄命?なんて冗談で思ったりしつつ不安はありました。
この時、乳がんって何科を受診すればいいの?と思いました。
内科…じゃないよね…婦人科かなぁ~と乳腺外科というものの存在を知らなかったんです。
それでもググって乳腺外科にたどり着きました。
乳がん検診
某病院に乳がん検診を申し込むと2か月待ちといわれ驚いていると電話口で受付のお姉さんが何か症状があるのかと聞いてくれたので「自己検診でしこりがあるようなんです。」と伝えたところ…
2か月待ちが1か月待ちになりました。
それでも1か月も待ちましたけど…(〃艸〃)ムフッ
そして、1か月後…乳がん検診を受けました。
触診ののち、マンモグラフィ検査を受け、エコー検査をしました。
その時にすでに顔つきが悪いといわれ、浸潤性の乳がんであることを言われました。
がん細胞の検査をするために針生検をしました。
これがまた痛いのなんの…麻酔をしているのですががんには麻酔が効きにくいらしくめっちゃ痛くて泣きました。
まぁ、がん宣告のショックもあったのでしょうけど…
針生検後、ある程度落ち着くまでベッドで休ませてくださったのが助かりました。
がん告知
検査当日にすでに告知されて病名を伏せるという選択はありませんでした。
まぁ、ひとりで検診に行ったので隠す余地はなかったのかもしれませんが…
その時すでに乳がんは早期発見できれば治るがんと言われていたので告知も当たり前だったのかもしれません。
私自身も隠されるよりは知りたいほうなのでよかったのですが…
告知された後は、治療法ですよね。
しこりが少し大きいこととギリギリ若年性乳がんということで早めに決めて治療に入ることを言われました。
とりあえず、抗がん剤で腫瘍を小さくして摘出手術をすることになりました。
最初に抗がん剤をすることでがん細胞に抗がん剤が有効かどうかを確認することができるためでもあると説明を受けました。
がん治療開始
抗がん剤治療の前に腋窩リンパをいくつか摘出しがん転移がないかの検査をするために手術を受けました。
これがまた、局所麻酔での日帰り手術だったんです。
好奇心旺盛な私は、局所麻酔での手術にドキドキわくわく。
麻酔が効いているので全く痛みはないのですけど、感覚はあるんです。
感覚があるから肉を切り開いている感覚があるんです。
不思議な感じです。
自分が肉をさばいている感覚を自分の体で感じるんですから…それを冷静に感じているのも変態ですよね。
リンパ節の検査は白だったので転移はないだろうとのことでした。
その後、抗がん剤を投薬するためにポートというのを体に埋めました。
これも局部麻酔で鎖骨下から管を大静脈に入れてそれにつながる点滴針を指すためのポートを埋め込む手術でした。
が、私自身の血管がちょっとむつかしい配置になっていたようでなかなか入らず結局手術中止でポート挿入失敗。
痛み損です。
しかし、ポートを入れる必要はあるので別日に下腹部への挿入ということになりました。
この時も先生いろいろやらかしてくれたみたいですけど…かなり出血したので…(;^_^A
それでも無事ポート挿入ができて抗がん剤治療開始となりました。
しこり発見から、抗がん剤投薬までにだいたい半年近くかかったかなぁ。
お金もかかるし病気になるって不経済なんだと実感しました。
はじめまして。
こんにちわ。
2020年の初夏に年を越せないかもと余命宣告を受けたガンカンジャーです。
そんな私が奇跡的に2021年を迎えることができ、病状もある程度安定していて
普通に日常生活をしている今現在。
定期的通院と投薬は必要ですが、仕事もしているし独り暮らしもしています。
いろいろなサポートを受けつつ暮らすことができています。
日本って意外と手厚くサポートしてくれるんだと実感しています。
2007年に左乳房に浸潤性のがんがみつかりガンカンジャー認定をうけて何度も再発を繰り返して…
最近は治すための治療というよりは、進行しないための治療として緩和ケアの一環で抗がん剤を投薬しています。
いろいろな方に、民間療法や食事療法などをアドバイスされますがそのような情報には振り回されず適切な治療を受けられていると思っています。
2020年ほど、たくさんの人のサポートに感謝した一年はありません。
1か月半ほど会社を休んでしまっても契約を切られることなく継続して使っていただいたり、
入院中、愛娘たち(愛犬)を長期間預かっていただいたり…
退院した後も動けなかった私を家にまで来てくれてサポートしてくれたり…
タイミング悪く引っ越しが重なってしまっていろいろとやってもらったり…
救急搬送されるときも心配して連絡をくれた師匠のおかげで命拾いしたし…
ひとりでできるもん体質を指摘してくれたり…
迷惑をかけるのでは?と思って頼れなかったのですが…
できないことを自覚することも大事だったんですよね。
それを知ることができたのも病気のおかげ。
病気になったのは残念だったけどきっと私には必要なことだったのだと今は思えます。
みんながそうだと言っているのではないのですけどね…
そんな、私の愚痴だったり、治療だったり病状だったりを赤裸々に気ままに書いていきます。
本気で悩んでいる人が読んだらふざけている日記だと思うけど、ガンカンジャーでも案外気楽に過ごしている人もいるんだと知ってほしいです。
今では、がんは治る人もいる病気だから…
周りが一緒になってへこむのではなく普通に接してほしいと思います。