生きていることが奇跡な気まぐれ日記

ガンカンジャーとなって10年以上。ガンカンジャーの気まぐれ日記です。

抗がん剤治療開始

一通り検査が終わると治療が始まります。

抗がん剤受ける前に準備したこと

抗がん剤治療が始まる前にいくつか準備しました。

それは、髪を短く切ること。そして、ヅラ…ウィッグの準備です。

抗がん剤はドラマで見るようにハゲます。どのくらいハゲるのかは個人差がありますが…

私は、髪を少し長めにしていたので気持ち的なショックを少なくするためとハゲても目立たないように短く切りました。

実際には、美容師さんが遠慮して思ったより短くはできませんでしたが…(;^_^A

ベリーショートにといったのになぜか、肩にかからない程度の長さにしてくれて…あれれ?って感じ

そして、ハゲるということはやっぱり頭が気になるのでウィッグを準備しました。

十数年前は今ほどファッションウィッグもメジャーじゃなくて探せなかったのですが…

医療用は本当に高価です。今も医療用は高めですけど…

病院で紹介されたのは、スベンソンやアデランスなど大手の会社のものでした。

人工毛だけでなく、人毛を使ったものが多かったかな…その中でも比較的廉価なものを作りました。

作ったといったもフルオーダーではなく、長さを私に合わせて切ってもらう程度のセミオーダーのものでしたが…

それでも10万近くしたかなぁ…

そんなカツラもあまり使うことはありませんでしたが…

今は、廉価でいろいろと楽しめるものが本当に増えたと思います。

こんな時は、したことのないヘアスタイルや色を楽しめばいいと思います。

あっ、あと帽子も楽しみましたね~帽子の襟足につけるようなウィッグもあったりして帽子ファッションも楽しみました。

抗がん剤

初めての抗がん剤は、タキソール。

抗がん剤は、3週連続投与+1週休薬の4週1サイクルを外来で4クールやりました。

確か…10年以上前なので記憶がおぼろ…(;^_^A

 タキソールは、乳がんでは一般的なもので副作用は個人差があるけど脱毛。吐き気など消化器系に影響がでます。

私の場合、タキソールでは吐き気はあまりなかったけど気持ち悪くてもやもやした感じはありました。

そして、ドラマのような体験ができます。

ごっそり髪の毛が抜けます。私の場合、ほぼ全部抜けたのであえて整えることはありませんでしたけど…

人によってはまだらに髪の毛が残る人もいるようです。

そういう人は思い切ってボウズにすることをお勧めします。

まだらに残っていると見た目にもショックですから…思い切ってボウズを楽しむほうがいいですよ~

手櫛でごっそり抜けるのはある意味衝撃です。

それをみて気持ちが落ち込むこともありましたけどそこはドラマの主人公になった気持ちになって乗り越えてた気がします*1ケラケラ

投薬前には必ず血液検査をするので毎週採血して…そのうち検査技師さんや看護師さんと仲良くなったりします。

気の合う看護師さんがいるといいですよね。

いろんなお話の中で自分の状態を把握してもらったりできますので…

副作用が出た

副作用は脱毛のほかに気持ち悪いこともありましたが、誰にでも出る骨髄抑制というか免疫抑制ですね。

白血球の減少です。

抗がん剤はご存じの通り健康な細胞にも影響を与える劇薬です。毒といってもいいですね(;^_^A

こんな風に書くと抗がん剤をしたくないと思うかもしれませんが分母の数が違うので耐えられるのだと思っています。

白血球が減少すると免疫力が低下してちょっとしたことで風邪をひいたりします。

私の場合、1クール目の途中で高熱が出ました。

ほとんど熱なんか出たことのない健康体だったのですが高熱がでてやっとの思いで病院に行き点滴をして帰ってきたことを覚えています。

それからは、投薬後に熱が出ることはありませんでしたけど…体が上手に順応してくれたのだと思う。

クールを重ねていくとやっぱりいろんなところにダメージが積もります。

私の場合、肝機能に現れました。

肝機能が異常値になり3週連続投与がむつかしくなり2クール目の途中から1週おきの投薬になったりと体の状態を見ながらの投薬が続き標準的な期間より時間がかかりました。

だいたい4か月くらいで終わるのが半年近くかかったと思います。

投薬による副作用は、個人差があり私と同じように出るとは限らないのです。

高額医療費控除

抗がん剤治療は保険適用とはいえ結構お金がかかります。

この時、医療費の限度額認定証というものを知らなかったのですけど…

役所の保険課とか、社保であれば加入している保険組合に行くと限度額認定をしてくれるので高額医療となることがわかっている人はこれを申請しておくと窓口で支払う金額が限度額までになるので結構助かります。

限度額認定証を持っていなくても後日、限度額を超えた分は返金されますが…

余裕のある人はそれでもいいかもしれませんね。

限度額は所得額によって変わってきますが年収が平均以上の人はだいたい月85000円程度が限度額になります。

詳しくはググってみてください。

月8~9万円はかなりの出費なので確定申告で医療費控除の申告を行ってくださいね。

私の場合、休薬期間があったりで高額医療費控除をぎりぎりで受けられないことが多々ありました。

だからと言って高額医療費控除を受けるために受診することはできませんけど…

定期検査の時期はちょっと調整はしましたけど…(〃艸〃)ムフッ

国の制度や保険の制度を上手に使っていくことは長く治療を続けていくには必要なことなので調べてみるといいかもしれないですね。

*1:´∀`